私はQiitaトップの記事一覧を流し読みしていくのが習慣的になっているのですが、つい数日前気になるタイトルがありました。
メルカリ勤務の上級エンジニアの不適切な男女差別ツイートを通報したらおとなしくなりました
なんかちょっと過激だなーと思って何気なく開いたのですが、思ってたのと違う方向でQiitaコメント欄やTwitterで物議を醸しています。
本記事は既に公開されていないのですが、ウェブ魚拓とかのアーカイブされてる所で閲覧できるかもしれません。
ざっくり言うと
投稿者はTwitterで差別的な発言をしているアカウントがあって、その人が所属していると思われる会社(アメリカ)に通報しました。
返答の一つに「その人は従業員ではない」旨のメッセージがあったため投稿者の方は今度は日本法人の方へお問合せを行いました。その返答としては申し訳ない、当該人物にツイートは削除させた、ツイートは会社の見解ではない等の内容が返ってきたそうです。
これだけ見るとそれほど問題ないように思うかもしれません。ただ、個人的に問題があると思ったこととコメント欄にもあった指摘を合わせると、
・TwitterのアカウントをQiitaに晒した
・差別発言と関係ない部分にも執拗に触れて人格を否定した発言
・ツイートの順序を変えて印象操作している
・そもそもQiitaに投稿する内容ではない
などなど、晒された人より投稿者の方が問題のある言動に思えてしまいました。
私がこの記事を見たのは朝方ですが、これは問題あるなーと思ってその日の夕方気になって見て見たら記事は非公開になっていました。
以降、何か進展があったのかは分かっていませんがTwitterではまだこの件に関して呟いている方もいるようです。
プチ炎上に対する見解
良し悪しで言えば投稿者の行ったことは良くないの一言で終わってしまうのでそれまでなので独自の視点で。
Qiitaのユーザーはもちろんエンジニアが圧倒的に多いと思います。チャットでのやり取りやエクセル、パワポといった文字の資料を読むこともとても多いと思います。
特に要件定義書や設計書が当てはまりますが、文章を読んでいて「これ、おかしくない?」とか「そもそもこれは必要なの?」といった前提が破綻しているような出来事にそこそこ遭遇します。
その場合、それ以降に書いてある文章はどんなにそれっぽいことを書いていても内容がいまいち入ってこないんじゃないでしょうか。自分はそういった体験がこれまで何度かあり、今回も同じように「この投稿者も超えちゃいけない線超えてるなあ」と途中で思ってしまいました。
その結果、私個人的には本来晒されている人の悪い部分が印象として薄くなりました。むしろ必要以上の制裁を受けたように思えて少し同情してしまいました。
エンジニアの中にはチャットのやり取りでさえ意思疎通が難しい人もいますし、実装ができれば成立する仕事(会社)もあるのかもしれません。でも多くの人間にとってコミュニケーションは必要不可欠なわけで、一方的に「そっちが悪い」とか「これは間違ってる」という主張は相手に響かないんですよね。
ただ、自分の場合はチャットでは意見が食い違って険悪な感じでもビデオ通話で話すと案外穏やかに解決することもあって肩透かしなことも何度か経験したことがありました。
自分の言動で他人の気持ちを変えるというのはどうも難しい。