yasudacloudの日記

札幌に住むソフトウェアエンジニア

Webサービス事業者に個人情報を開示請求した話

近年、個人情報を扱うことが当たり前になりつつあります。しかし、どういう運用をしているのかはサービスにって大きく異なります。

最近の話題で有名なのは木村花さんのお母さんがネット上の誤った情報を元に、全く関係ない人に開示請求ををして訴訟を行うも逆に訴えられるという話がありました。

他人がSNS中傷を「捏造」、木村花さんの母は気づかず提訴…真偽見極め困難(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

※Yahooニュースなので時間が経つと多分消えます

 

そして最近私にも個人情報を悪用した迷惑行為があったので、その実例と共にWebサービスに開示請求した流れをご紹介します。

先に言っておくと一連のやり取りで以下の登場人物が出てきます。

・ECサイトA

・ECサイトB

・決済代行会社G

・警察

・消費者センター

身に覚えのない荷物が届いた(ECサイトA) 

事の発端は先月、聞いたことのないECサイトAから荷物が家に届いたことでした。ネット注文はよく利用するので特に何も考えず受け取ったものの、梱包を開けると商品と支払い請求書が入っていました。

すぐにECサイトAについて調べましたが、特に特徴のないECサイトという印象。電話で確認した所、支払わなくていい、商品は送り返していいと回答を頂いたので配達業者に再度来て頂いて引き取ってもらいました。

ついでに注文した人間の情報が欲しいので開示請求を行いたい旨を伝えました。返答としては、書面で頂ければこちらで持っている購入者の情報を提供すると言われたのでその流れに沿って開示請求を行いました。

頂いた情報は名前や住所に関しては僕のものが勝手に設定されていましたが、電話番号とメールアドレス、IPアドレスを知ることができました。 

後払い請求が届いた(ECサイトB)

今月になって忘れた頃にまた身に覚えのないハガキが。開くと聞いたことないECサイトBの後払い請求でした。またすぐ電話をかけて注文していない旨を伝えて支払わなくてもいいということになりました。

同じく開示請求を行いたいと伝えましたが、個人情報なので教えれないと言われました。結構食い下がったのですが個人情報の一点張りで、警察を通さないとダメだと言われました。

そこで後払いの請求書を送ってきた決済代行会社Gへ電話しました。僕の持ってる情報は注文番号と加盟店の名前、注文者氏名や住所を持っているので電話越しで注文した人間のメールアドレスと電話番号を知ることができました。

ちなみに、その決済代行会社の後払いシステムは僕が仕事でECサイトに組み込んだことがあったので少し複雑な気持ちですw

入手した個人情報をどうするか🤔

とりあえず警察に相談するのが一番です。

一連の起きたことを話して、悪者のメールアドレスと電話番号とIPアドレス、注文時刻を持っているのでこれでどうにか捕まえてくれとお願いしました。

が、事件ではないので出来ないと言われました。出来るとしたらECサイト側が被害届を出さないと動けないとのことで、、僕もかなり迷惑を被っているんですけど😅😅😅

こちらとしては今後も同じようなことがあると面倒で時間の無駄なので、とりあえずこっちが持っている悪者の電話番号とメールアドレスを警察に伝えました。

折衷案として、警察の方からその電話番号にかけて忠告なりしてくれるってことだったのでまあ一旦様子を見ようと思います。電話に出ないにしても警察の番号から着信きてると大体理解できると思うので。

消費者センター

警察に聞いてみてと言われたので消費者センターにも電話しました。

つまりECサイトAとBがそもそも怪しい所なのでは?という視点です。早速、サイト(会社名)と一部始終を話したんですが、特に何もわかりませんでした。自分と同じようにこのECサイトから勝手に請求きたことがあるか聞きたかったのですが、教えられないとのこと。ただ、世の中的にはこういうことが割とよくあるという話で逐一問い合わせしてキャンセルさせるしかないようです。

まとめ

警察に電話することに抵抗がある人がいると思いますが、こちらが困ってる時は結構何でも話を聞いてくれます。ただし、聞くだけで終わることも多いです。でもこういった日常のトラブルは自分の頭で考えるより、とりあえずそれっぽい窓口に相談する方が良いです。せっかく税金払っているんですし。

とりあえず悪者のメールアドレスと電話番号を知って、警察の方でも記録は取ったとのことなので静観しようと思います。

同じように困ってる方の参考になれば幸いです。