Slack歴6〜7年くらいになります。私が地方エンジニア(ニアショア)ということもあってコロナ禍の前からSlackメインで人とコミュニケーションを取ることが多かったのです。
そこで自分の体験を元にこういうのを避けていくと意思疎通しやすいかな、というのを幾つか挙げます。
1.疑問文を絵文字リアクションで返す
リアクションはとても便利でついつい使いたくなりますが文章できちんと返信してほしい時があります。
Slackのようなチャットツールは非同期型コミュニケーションと呼ばれています。ですがリアルタイムでやり取りしている中で疑問文をリアクションで返されると通知がこないので急にやりとりが途切れてしまいます。
相手に合意を取ってから次に進めるようなケースでは確実に相手からOKが欲しいですね😅🚀
2.意味が変わるメッセージの編集
実際に目の当たりにしたパターンは、テレワーク環境で出勤する際にチャンネルに出勤する日時を予め投稿するという運用の時でした。
ある日、Aさんの出勤日に合わせて対面で話をしようと思っていたのですが会社に居ないということがありました。チャンネルを見返してスクロールで遡ってみると出勤日がいつの間にか編集されたらしく気づかなかったのです。
このように、相手に伝わらなければ結果的に報告していないのと同じなので内容が変わる(特に言ってることが真逆になる)場合は改めて投稿することが望ましいです。その上で古い内容を訂正する意味で打ち消し線を使って編集するとより親切だと思います。
編集機能が適しているのはタイポや文章の途中で誤って投稿してしまったケースが考えられます。
3.DMで仕事の質問・やりとりをする
これはよく言われていることなので関連するリンク幾つか貼っておきます。
SlackでDMを使わない方がいい理由をGIFにして説明してみた - Qiita
私のチームのリモートワーク術:Slack編①DM使うのをやめてみた|キク@外資系IT企業で営業中|note
個人的な感覚では1:1のDMで仕事を進めるのは完全NGで、状況によって3人以上のプライベートなやりとりは発生しうると思います。例えばチャンネルのメンバーに関するセンシティブな内容だったり、一部の人にしか明かせないセキュアな情報を一時的に取り扱うケースです。
4.スレッド内で複数のトピックについて話す
システムの設計やプログラミングにあるような考え方ですが、適切な粒度でスレッドを切っていくと後々苦労が少なくて良いです。1スレッドのやり取りで本題と外れている内容があると後から見返す時に探し辛いです。
あと、1スレッドの数が膨大だと後からスレッドに入った際にまず100件近くのメッセージを読み直さないと話に入れない、ということがあるのでメッセージ数も多すぎるのは考えものです。
5.「明日でいいので」と前置きして夜中に指示出し
定時を超えていたり相手が退勤していると分かっている場合は明日、来週の指示出しするのは止めた方が良いという主張です。
これは目上の人が部下に質問したり作業を依頼する際によく見かけますが、伝える方は何の気なしについ言ってしまいがちです。昨今のテレワーク環境に加えて、残業が多い業界では出退勤のメリハリを意識的に付けることは精神衛生上とても重要です。
あなたが本当に「明日でいい」と思っているのであればSlackの機能で投稿をスケジューリングしておくとお互い幸せになれそうです!
6.関係ない人にメンションを何度もつける
Aさんに伝えたい内容を一応、BさんとCさんにも知っておいてほしいという意図だと思いますが、どんな内容でもとにかく色んな人にメンションを付ける人がたまにいます。
自分に直接関係ない内容、つまり返信したりリアクションする必要がないような内容でも頻繁にデスクトップ通知が表示されるのは大変ストレスになるので適切にメンションを付けることを心がけましょう。慣れてしまうと本当に返信が必要な時にもつい流してしまうことがありますが、自分だけですかね🤔
7.一度に複数の質問をする
長文のメッセージを連続して投稿されると読むだけで疲れるのは想像しやすいと思います。その中に質問が幾つもあるとさらにしんどくなります。
質問が複数ある場合はなるべく簡潔にして箇条書きにしたり、一度質問に答えてもらってから次の質問をしたりします。そもそもテキストベースではなくビデオ通話の方が適していることもあるのでハドルですぐ聞いてしまった方が良いかもしれません。
以上、7つ紹介させて頂きました。人によっては「それってむしろ逆じゃない?」と感じる方もいるかと思います。
中でも 5.「明日でいいので」と前置きして夜中に指示出し については仕事熱心な方は早く伝えて損はないと考えるかもしれません。業務時間外で作業指示のようなメッセージは潜在的ストレスになり得るはずで、伝える側がそれを軽んじるべきではないと思っているのでアンチパターンとしています。